Road Movie

日々の出来事、思うこと。

2013年12月

分からないは面白い

「分からない」は面白い


「分からない」ということは私達にワクワクをもたらす。

分からないことがあると、私達はそれを知りたいと思う。

そしてそれが分かりそうになった時、分かった時、私達の達成感は計り知れない。


それに、分からないことがあるというのはロマンがある。

「知らない大陸があるようだ」

それは多くの人々に開拓の野心をかきたてた。

それは利権を獲得しようというのももちろんあっただろうが、何か知らないものに突き進む

というのは、世の男性諸君の子供心を刺激したに違いない。

知らない社会があり、知らない人が住んでいて、知らない言葉を喋っている。

今ではとても考えられないが、それはもう面白そうなことが海の向こうにあるなんて!


現代において、そのベクトルは宇宙へ向いているのではないか。

宇宙はまだまだ未知のスペースだ。

昔の人が海の向こうにロマンを感じたように、私達は太陽系の向こうに思いを馳せる。

それは軍事開発の延長などではなく、純粋な野心から来ているものなのではないだろうか。

「知らないものを知りたい」

我々を突き動かすのは、いつの時代も好奇心なのだ。




さて、風の谷のナウシカ、面白かったですね。

森は古来より、「分からない」の象徴でした。

森へと足を踏み入れることは命の危険を伴うことであり

また、ヨーロッパにおいても、都市←→森という対比がなされ

森は人ならぬものが住むものとされていました。

と、同時に、森は畏怖の対象でもありました。

人々は森に畏怖を覚えるとともに、必要なだけ森を利用し共存していました。

それが今はどうでしょうか。

森は名実ともに丸裸にされ、畏怖の対象からただの便利な道具へと化してしまいました。

分かるということは同時に、その「神格化」が薄れてしまうことでもあるのです。

しかし、森にはまだまだ分からないことがたくさんあります。

アマゾンの広大な森にはまだまだ新種の生物がいるでしょう。

最近では東京大学で新種のカメムシが発見され話題になりました。

私達の身近な森にも、まだまだ分からないことがたくさんあるのです。

ですが、私達は「分かったつもり」になっていたのです。

「つもり」ほど怖いものはなく、その結果として世界規模で環境変動が起き

そのつけが今回ってきているのです。


と、まぁ、ここでなにか啓蒙活動をしようというわけではなく、

ここに宮崎駿が30年前に伝えたかったメッセージの一端のようなものがあるのではないでしょうか。

振り子とチーズケーキ

KKP振り子とチーズケーキ、大阪初日に行ってきました。

遅ればせながら感想を書いていきたいと思います。

http://kentarokobayashiproduce.net/news.html


以下ネタバレ注意







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